人類滅亡後の地球に起こる変化
人類が地球に文明を築いてからどれだけの時が経っただろうか。
その文明を置いたまま突如人類が地球から消えてしまったら・・・その時人間以外の生命体ははたしてどうなるのか。人類が造った造形物ははたして形を保ってられるのか。人類滅亡後の世界を紹介する(*・`ω´・)ゞ
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目次
人類滅亡25年後
地方では自然が人間の痕跡を全て消し去ろうとしている。郊外では野生化した犬が群れを成し徘徊する。
一部の大都市では乾いた地面を見つけるのが困難になる。
水門を操作する人間が居なくなるからだ。
海抜の低い都市は水没する。
高層ビルのガラスは割れ、オフィスは一段と荒廃が進み中に鳩などの鳥が住み着く。
人類滅亡後はゴキブリの習性も変える。
人間が残したエサを食べつくしたゴキブリは外にでるようになる。
ゴキブリは寒い地域では、外の環境に馴染むことができず、冬を越せないだろうと専門家は言う。
だが専門家は3億年も生き残ってきたゴキブリなのだから、賭けをするなら生き残る方を選ぶとも。
宿敵である人間が居なくなれば、狼の数は一年あたり6倍に増える。アメリカでは、25年間で約50万頭の狼が戻ってくるだろう。
そして多くの獣が人類の作った道路で、様々な場所へ移動する事になるだろう。
人類滅亡40年後
未だ鉄とコンクリートの建物は持ちこたえている。だが木造建築物は、防腐剤やペンキなしでは白アリの餌食となる。
様々な建物が崩壊し始める。いつ崩壊するかは周りの環境が決めるという。
条件が良く手入れする人間がいれば、石の建造物は数千年もつと言われている。
ヨーロッパの一部では、今でも古代ローマの水道橋を使ているほどだ。ただし手入れを怠ると、見えない敵、塩に蝕まれる。
塩はエジプトのピラミッドやスフィンクスといった石の建造物も蝕んでいるというのだ。
スフィンクスは紀元前1400年に一度修復を受けて形を保っている。専門家は人間が今後手入れをしなければ、スフィンクスは500年~1000年で単なる塵の山になる可能性があるという。
ピラミッドにおいては、観光客の汗が原因でどんどん劣化していき、いつかは入れなくなるという。
ピラミッドが未だ形を保っていられるのは、その巨大さと高温で乾燥した環境のおかげなのだ。
土や岩でできているダムが決壊し始める。

ダムからあふれ出た水は猛烈な勢いで谷を下り、全てを流してしまうでしょうと語る。
人類滅亡50年後
人類滅亡後50年、最も優れた設計でできた建造物にも崩壊の音が出始める。
点検、部品交換をしてこそ、吊り橋のような屈強な建造物が何十年も形を保てるのだ。
鉄は酸化する事によって腐食し、その姿は鉱物だった頃の酸化鉄へと戻っていく。
塗装が剥げ、ワイヤーが切れ、しまいには崩落へと繋がっていく。
人類滅亡75年後
かつて人類が使っていた6億台の車は、錆びた遺物と化す。
特に大気に塩分を含む地域では、車は20~30年も形を保つ事はない。
数年でタイヤの空気は抜けるが、原料がゴムのタイヤは数百年形を保つ。最も状況の良い状態で放置された車でさえ、70年後には骨組みをさらす事になる。
100年後には原型を留める事はない。
人類滅亡100年後
100年以上も人類の歴史と共に歩んできた、イギリスのブルックリン橋も崩壊し始める。
ワイヤーが切れ、橋が捻じれ、鉄とコンクリートでできた屈強な橋が崩壊していく。
人類滅亡後100年
人類の歴史と文化の記録は残せるのか。

ゲティ研究所のマリーサケットは語る。最大の敵は温度と湿度の変化だと。
理想的な環境下で保存すると、紙やフィルムは200~300年は保存する事ができるものと推定されている。
電気が止まり管理されていない環境下だと、その寿命は少なくとも半分になってしまうという。
ノルマンディー上陸作戦の記録から家庭の大切な記録のフィルムは、人間が手をかけないと100年と持たない。
本も同様である。カビによる浸食で100年と持たない。2000年間発見されなかった「死海文書」は、乾燥した砂漠の洞窟で日光を浴びなかった事による奇跡が生み出したものだったのだ。

理想的な状態では10年以上持つと言われているデジタルメディアはどうか。
産業エンジニアのナビルナスルが語る。
古代エジプトの記録は石に彫られていた為失われなかった。
現代技術がこれだけ進化していても、未だに年度の板や石の筆記具よりも耐久力のある媒体がないのは皮肉な事だと。
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