鳩の被害に苦しんでいる人へ
鳩にエサをやる人が後を絶たない。
自分達の家の周りでエサをやらず、わざわざ離れた所でエサをやる為、
注意しようにも誰がどのタイミングでエサをあげているかわからないのが問題だ。
中には車の中からエサをあげる人もいる。
どこの市や区でも同じような対応だろうが、鳩の糞害で困ったので市役所に相談すると、全然取り合ってくれないという事実がわかったのでその経緯を書いてみる。
市役所のHP
市役所のHPを見ると、
「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」の考え方に
「自然は自然のままに」という考えがあり、むやみに人が手を加えると、
本来あるべき生息数や自然界のバランスが変わってしまう可能性があるからです。
と法律の紹介をしつつ、
ハトに関するトラブルが起きています
(1)ハトに餌をやらないでください
庭先や公園にいるハトは、雑草や木の種子、芽などを食べて生活しており、これらがハトの自然な食べ物です。しかし人が餌を与えることにより、無用に繁殖力が上がり、数が増えて街の嫌われものになってしまいます。
(2)ハトによる被害
ハトはビルやマンションのベランダ、駅のガード下などに巣を造ります。巣のまわりは糞や羽毛で汚れてしまいます。ハトの体や糞には人にうつる病気(オウム病やクリプトコッカス症など)を持っていることがあります。また、羽毛などがアレルギーの原因やダニの繁殖を促します。
と書かれている。
後に解ったことだが、このHPから暗に「鳩にエサをやる行為は法律や規則で禁止されていません」という意味が含まれており、「エサをあげないでください」というお願いが書かれているだけである。
市役所に相談
俺が住んでいる近所の公園では、鳩にエサをあげないようにという注意喚起の看板がいくつもあった。
それにも関わらずというかむしろその看板の前でエサをあげる人がいてとても困っていた。
何人かに注意をしたのだが、一向にエサをやる人は減らず、鳩は増える一方で困り果て、市役所のHPを見て相談したのだ。
俺が市役所に相談した内容は、
- 鳩の糞害で困っている点
- 鳩にエサをあげる人が後をたたず、鳩が増え続けている点
- 看板が意味をなしていない点
- 今後の対策の提案 看板を増やす、罰則を設ける、施設の持ち主に連絡する等
この4点をメインに相談をした。
市役所の回答
市役所の回答は以下の通り。
- 困っているのはとてもわかります、無くならないでしょうね
- 対策しようがないです
- 看板を増やします
- 罰則は無理です 施設の持ち主に連絡します
市役所の基本的なスタンスは「受け」である。
こちらが話をした内容に対して、「それは無理です」、「それはやります」といった感じの、市役所が親身になって相談に乗ってくれるという感じではない。
どうやったら鳩にエサをやる人が減るか、鳩が減るかという話は一向に考えないのだ。
市は鳩に「エサをやる人を減らす」という方向では動かずに、「困っている人がいたらその人の意見を聞く」という考え方。
「実際に困っているという連絡を受ければ、そこの場所だけ言われた対策ができるかどうか検討する」といった感じだ。
例えば同じ公園の50M離れた場所で同じように鳩が多くおりエサがまかれているとしよう。
しかしその場所はまだ困っているという連絡を受けていないので、看板を立てるといったような事はしないという事。
同じ公園内でも、看板は連絡があった所、指定した所にしかおかないと言われた。
例え困っている人がいるだろうと推測できても、実際に連絡が無ければ看板は立てないと。
罰則に関しては、ひたすら「無理です」と言われた。
その窓口の担当者は、「連絡を受けた現場の下見をし看板を立てる」いわば実務担当の方(土木課)だったのだが、ひたすら規則の事に関しては「無理ですね」って言われた。
「看板の文言を変えたらどうですか」といった色々な提案もしたが、「無理ですね」の一点張り。
「そりゃあんたには無理だよ」と突っ込みたかった。最終的に決めるのは市長だろうから。
ただ議題にすらあげないんだというスタンス。泣けるね。
そして向こうからの提案はゼロ。永遠のゼロ!
市で議題にあげる事すらしないというスタンスなのが現状だ。
役人の冷めた対応という感じで非常に感じが悪い答え方だった。
担当者は話題のAIだったのかもしれない(笑)
対応が良かった点は、「看板を増やす対応が早かった点」と「施設の持ち主に連絡してくれる」という点だった。
施設の持ち主は「何らかの対応をします」という話が後日あったのだが、2ヶ月経った今も未だに何もしてくれていない。
JRさん・・・あんたやる気ないよね。
鳩の被害に困っている人は、こういう行動をするとよいだろう。
- 自分で対策を考え役所に相談
- これだったら役所がやってくれるという案を提案
- それでも鳩問題が解決されない場合は、民間業者に連絡(費用は個人もち)
最終的には民間業者にお金を払って駆除してもらう事になってしまうかもしれない。
鳩にエサをあげている人は、結果的には鳩を殺す事になってしまったり、住処を奪ってしまう事になるので、
「被害を受けている人だけでなく鳩の幸せも奪ってしまう結果になるかもしれない」
という事実を理解しよう。