パチンコ業界の闇


2018年パチンコ業界は、昨年よりもさらに厳しい状況になるだろう。新規制による出玉制限、ユーザー離れ、メーカー&パチンコ店の倒産といった明るい話題はないと思われる。
なぜこうなったのか説明したいと思う。

パチンコイベントガール 


この状況を作った諸悪の根源は3社のメーカー


規制が入る度に面白くなくなるパチンコ、スロット。

ではなぜ規制が入るのか。

規則の解釈の違いや、グレーゾーンを利用した過度な出玉を演出する設計で作られた機械によって、ギャンブル度が高くなるからである。

その代表的なメーカーは

サミー
ユバーサル(アルゼ)
サンセイ

この三社である。
実に人気の高いメーカーという事が解る。

つまり、過去を振り返ると「やってはいけなかった事」をやったもん勝ちの世界なのである。

一つ一つその罪を解いていこう。


サミー

北斗の拳 


パチスロ4号機時代の爆裂AT機時代を作ったメーカーである。
設定6は万枚ほぼ確定といった数多くの台を産出したメーカーなのだ。
その過度な出玉に魅せられ、数多くのギャンブル依存症を作ってしまい、サラ金に走る人が多くなり、社会的問題にも発展した。

特に特例で撤去を名指しされたのが、

アラジンA
サラリーマン金太郎 

である。
名指しで撤去を命じられるという今となっては色んな意味でとんでもない事件であった。

サラリーマン金太郎 


アラジンAは「一日に7万枚獲得可能」
サラリーマン金太郎は「時速5000枚」 という謳い文句で導入されていたのだが、
その過度な出玉のせいで撤去を強いられ、のちに少しだけ出玉がマイルドにされた同じ機種が導入された。

さらに出玉での射幸心を煽るなと言われている中、灼熱牙王のCMがお上の逆鱗に触れ、発売停止に追い込まれている。
怖い物知らずで通っていたサミーに鉄槌が下ったのだが、近年パチンコでもやらかしてしまう。企業の考え方は何年経っても変わらないのだ。

パチンコでやらかしたというのは、記憶にも新しいCR北斗の拳7である。

パチンコ北斗の拳 


出玉制限を受け、さらに初当たりからある程度出玉を出し、遊技者が長く遊べるようマイルドにする方向にするようにと指示されている中、出してきたのが

時短7回の北斗の拳7である(笑)

初当たり時の時短を少なくする事によって、確変時の爆発力に重きを置いた爆裂仕様に持っていったのである。マイルドにしろと言われて、やりましたと出してきたのが違った形の爆裂機なのだ。

これに激怒したお上はさらなる規制強化へと踏み切る。

1、6段階の設定が導入、釘調整不可(封入式共通枠)
2、1回の大当たり払い出し出玉が2,400発→1,500発へ引き下げになる
3、4時間パチンコ台を遊戯した場合の出玉が3分の2に下げる事なり、
  金額にすると4時間で5万円以内の出玉となる
4、出玉情報を安易に把握できるようにし、台内部に液晶モニターの設置

この中で特に遊技者にとって大きな項目は、2と3だろう。
払い出し1500発という事は、打ち込みが最低100発は発生するので、MAXで獲得数が1400発未満になるという事だ。物足りない機械が多くなるだろう。
パチスロも同様に300枚以内という事で280枚未満の獲得数になる。



ユニバーサル(アルゼ)

ユニバーサルは4号機時代はアルゼという名前で誰もが知るメーカーだった。
代表作は花火シリーズだったのだが、過度な出玉時代に負けじと投入してきたのが、


ミリオンゴッド

ミリオンゴッド01 


「一日に5万枚(等価交換で100万円)獲得可能」という事で100万神という名前である。
こちらも名指しで撤去を強いられ、のちにミリオンゴッドXRという少しマイルドな機種が投入された。

この2メーカーを筆頭に多くの爆裂機が他のメーカーからも出てくるようになり、時代は4.5号機へと規制が入り、さらに4.8号機を経由して5号機へと移行する事になった。


サンセイR&D


そして意外と忘れがちなのがサンセイR&Dである。


牙狼

牙狼初代 

このメーカーは牙狼一色であり、その初代でやらかしている。
試験が何度も持ち込み可能という事を利用し、なんと20回も同じ機種を出玉試験に持ち込み、当時規制がなかった一撃1万1千発超えというモンスターマシーンを世の中に出してきたのである。
急遽「一撃9600発以内」という内規が作られたのは、この初代牙狼のせいなのだ。
ここから、初当たり確率、一回の大当たりの出玉、確変継続率といった項目の、出玉規制の時代が始まったのである。


台の適正価格

ネットではパチンコ、パチスロの販売価格が実際の価格よりも安く書かれているのでここに本来の価格を書いておこう。

例外的に安い機種もあるが概ね

パチンコ1台 32万円~45万円
パチスロ1台 35万~48万円

でホールに導入されている。

特にパチンコは15年前では20万円前後で売られていたので、倍以上に値上がりしているという事実がある。
その理由は開発費の高騰、製造コストのアップが原因なのだが、一台当たり50万円の機械と考えると、ホールは遊技者に還元できるわけがないのだ。

32万円~50万円と書いているが、40万円前後の機械の割合が一番多いだろう。コストをかけずに開発をしている豊丸といったメーカーですら、35万円程度で販売しているのだ。



新規制の中で知られていないやっかいな事

遊技者側の視点では、規制の中で2.3が着目すべき点と述べたが、メーカー側からは1と4が大きな事となる。

1、6段階の設定が導入、釘調整不可(封入式共通枠)

まず設定が入った事により、これまで開発をしてこなかった機械を開発しないといけなくなる。
昔は3段階設定できるパチンコもあったのだが、もう20年近く設定付きパチンコの開発をしていないメーカーばかりなのだ。まともな機械が最初から世の中にでてくるとは思わない方が良いだろう。

さらには、封入式のメーカー共通枠である。
これによって、牙狼や仕事人といった枠にお金をかけて目立たせてきたメーカーが苦しむことになる。
ただし、これには良い点もある。枠自体の価格が青天井で上がってきていたのに歯止めがかかるのだ。枠だけで10万円以上価格が乗っているものもあるほどだ。
今まで使用してきた枠が全てホールから撤去となり、入れ替える費用はとんでもない金額になるが、それを乗り越えるとホールは大回収の波が落ち着き、平常運転へと戻るだろう。

ただし今は、ホールが大回収をする超氷河期に突入していく事となる。


4、出玉情報を安易に把握できるようにし、台内部に液晶モニターの設置

台の内部に液晶モニターを追加する事となるという事は、余計なコスト及び開発費が膨らむという事だ。小さいとはいえ液晶モニターを追加するのは開発費及び製造コストの増加になる。
それらは全て台の販売価格にのしかかってくるのだ。

販売数の低下→台の価格高騰→ユーザー離れがさらなる負のループを呼ぶのだ。


断言しよう。2018年中に、

5社のメーカーが倒産(パチンコ2社、パチスロ3社)
約10000店舗あるパチンコホールは9000店舗以下に減るだろう。


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